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さまざまな授乳の仕方

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母乳栄養とは

母乳栄養とは

母乳栄養(ぼにゅうえいよう)とは、栄養のために母乳を乳児に授乳すること。人工栄養と対となる。乳児に栄養を与える手段としてもっとも好ましい方法とされており、特に女性の乳房の乳首を直接乳児に吸わせることが望ましいとされている。哺乳類一般の授乳に関しては授乳、人工栄養に関しては粉ミルクを参照されたい。
以下、本稿では断りのないかぎり「授乳」を「母乳栄養」および「直接乳房から母乳を与えること」の双方の意味で用いる。また、「乳児」には「新生児」も含める。

さまざまな授乳の仕方

母乳栄養以外の選択肢については授乳を参照のこと。 乳房から母乳を飲む場合と、哺乳瓶から飲む場合とでは、赤ん坊の飲み方が異なる。前者の場合、吸引するというより、舌で乳首をマッサージして絞り出す感じに近いし、乳首はそれ程口の奥まで入らない。哺乳瓶ではもっと勢い良く吸引できるだろう。そのため、母親の乳房から母乳を飲むのになれるまでは、混合栄養を行ったり子供に哺乳瓶や乳首型おしゃぶりを吸わせたりしないことが勧められる。通常のものより長めに作られた矯正乳首(Orthodontic teats)の方が乳房の代用としては好ましい。
母乳のみで育てる場合、平均して一日に6 - 14回の授乳が必要である。この所要量は子供によって大きく異なる。新生児期は一回 30 - 90 mlで、乳児期に入ると 120 ml 程度である。これも子供次第であるし、発育につれ量は多くなる。子供の空腹のサインを認識することが重要である。また、乳の必要量は子供自身が知っているという立場から、乳を欲しがる頻度、一回当たりの授乳時間は子供に従うようにアドバイスされる。乳腺での母乳の合成量は、搾乳される母乳の量(頻度と時間)に依存している。出生時体重によって赤ん坊の飲みっぷりは異なるだろうし、母親もこのくらいの体重ならこのくらい飲むだろうと思っているだろう。 だが、必要量はその子供が決めるのであって、親が勝手に思い込んではいけない。
直接授乳する場合の心配な点として、赤ん坊が飲んだ母乳の量が正確にはわからないというのがあげられる。これは心配する必要がない。赤ん坊は必要なだけ飲むからである。おむつの量をモニターすることも容易であって、出生後5-6日過ぎた新生児なら、そこから適量かどうかがわかる(尿によるおむつ交換は24時間あたり、布製のおむつなら8回、使い捨てのおむつなら5-6回で、便では2-5回である)。2-3か月になれば、排便の回数が目安になる。もっとも正常でも10日間も排便がない場合もあり、幾分不正確である。


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